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実践事例集:「ショートステイ」利用者居室の環境改善の報告

<3>今後の課題と反省

  • 今回の改善の実施については、情報源が限られていて手探りで進行してきた為、行き詰まった時に誰かに助言を求める事などが出来ず、実施過程において委員自体も戸惑う場面があった。
  • キャプション評価を各部署に回覧し、職員間に問題意識をもってもらうことは出来たが、改善の実施過程の段階で進行状況の詳細な報告を職員に公開してこなかった。その結果、せっかく芽生えた問題意識や環境改善に対する興味を、職員間に実施期間中継続して持ち続けてもらうという面で失敗であったように思われる。それは、施設全体を対象とするものではなくショートステイ居室という限定された、介護職以外の職員の目になかなか触れないスペースを対象としての取り組みであったことや、サービス向上委員という限定されたメンバーでの実施であったことからも、よけいに反省すべき点であったと思われる。
  • 評価方法に関して、どのように行っていくべきか分からなかった。
  • 今回の環境の改善を、どのように生活プラン・ケアプランに生かしていけるかは今後も課題の一つではあるが、その第一歩として、コンセプトに基づいて計画的にショート利用者の居室環境を快適に過ごせるように変えていきたいといった、サービス向上委員会の発案当初の目標にはだいぶ近づく事ができたのではないだろうか。又、今回の改善の取り組みの中から新たな課題や取り組みへの意欲を持つ事ができた。
  • この取り組みで委員会としてもそれなりの手ごたえを感じることが出来たので、今回の取り組みを足がかりに、今後は施設内全体を対象として環境改善に取り組んでいきたい。しかし、そのためにはショートステイ居室改善の反省点を参考にしながら、実施の中心となるメンバーの更なる学習が必要であるし、可能であれば第3者の有職者の助言や協力を仰ぎつつ、より多くの職員と問題意識を共有しながら計画的に実施していく必要があると思われた。

以上、今回の「ショートステイ利用居室の環境改善」について報告いたします。

北新宿特別養護老人ホームかしわ苑 サービス向上委員会・高橋

(参考文献)・≪痴呆性高齢者が安心できるケア環境づくり≫-実施に役立つ環境評価と整備手法-
編著:児玉桂子・足立啓・下垣光・潮谷有二
発行:彰国社

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