実践事例集:「ショートステイ」利用者居室の環境改善の報告
<2>実施の経過
ステップ3:環境づくり計画を立案する。
キーワード別に問題点の抽出・コンセプトの決定
(H19年8月~)
キャプション評価法であがった問題点等をキーワード別に分類していく作業
ショートステイ居室の環境作りのキーワード
①生活感のある環境づくり
- ×ショートステイベッド周りが何もなくて淋しい。
- ×洗面台周辺が殺風景
②入居者と介護者に使いやすい環境づくり
- ×利用者が整理整頓しやすいように引き出しに見出しをつける。
- ○居室入り口に貼紙や看板等を用意して、分かり易くする。
- ×利用者に分かり易い案内表示を用意する。
- ×洗面台やトイレ内、ベット脇に杖を置きやすくする工夫をする。
- ×共用衣類衣類棚の整理方法に検討が必要
- ○上着をクローゼット方式に変更
- ○居室入り口にのれん等をかけて分かり易くしている。
③快適な環境づくり
- ×洗面台の棚が雑然としていて見た目が悪い。
- ×自立の方は、洗面用具が取りにくい。
- ×居室壁や床頭台の汚れが目立つ。
- ○床頭台や居室の一部に塗装をしている。
- ×居室入り口のウエルカムボードの目線が高くて見えない。
④多様な交流を支える環境づくり
⑤事故の予防と安全の確保
- ×トイレ内のオムツ類の整理棚が乱雑。
- ×トイレ内のオムツの置き場所が段ボール箱
⑥プライバシーへの配慮
- ×トイレ内のオムツがむき出しのまま置かれている。
※①〜⑥までのキーワードに分けて、それぞれ出た意見から良いと評価された点(○)悪いと評価された点(×)に分けて整理を行った。
これをもとに効率的に優先順位をつけて改善に取り組んでいく。
コンセプトの決定
環境造りのキーワードをもどに、委員会でショートステイ居室の今後の環境改善の基本方針(コンセプト)を策定した。

「親しみのもてる暖かな雰囲気のある清潔で機能的なショートステイ居室づくり」
「和を基調とした穏やかな空間」
ケア上の期待される効果について
- 施設で過ごす利用者や家族を預ける入居者様家族から信頼され安心感を与えることができる。
- 地域の方からクリーンで爽やかな印象をもってもらう。
ex)ぼろぼろや汚い部屋のホテルは、誰もまた来ようと思わないしお金を払いたくない。
清潔さは施設の評価の素材の一つ。
改善の優先順位(キーワードとして出た項目の多い順で)
- ①洗面所
- ・コップ類の置き場所 ・上部の棚にのれん設置 ・杖置きの設置
・ペーパー類のカバー等 ・生活案内、献立等の掲示はどうか - ②床頭台
- ・衣類ラベル等の設置 ・塗装→色彩を検討 アイボリー・ベージュ・薄いピンク等
- ③居室入口
- ・プライバシーに配慮したのれんを設置 ・ネームプレートの工夫 ・ウエルカ ムボードの変更
- ④トイレ
- ・杖置きの設置 ・壁面等の塗装 ・おむつの置き方の検討
・ごみ箱 ・ペーパータオルの置き場所 - ⑤その他
- ・居室内壁面はどうするか ・ベット周りのごみ箱の設置 ・床頭台のないベットがある。
・ショートステイ居室の入り口外の廊下にテーブル、椅子など置けないか