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研修の様子

東京都社会福祉協議会研修 -詳細

高齢者福祉施設職員研修:痴呆性高齢者の介護をたすける環境づくり

東京都社会福祉協議会 東京都社会福祉保健医療研修センター

研修テーマとプログラム
痴呆性高齢者の介護を助ける環境づくり~現場でできる介護を考える~
目的:現場の職員が工夫により、ケアに環境を生かす視点や方法を学ぶ
講師:児玉桂子(日本社会事業大学教授)影山優子(同研究員)青木隆雄(同大学院)
Program(1):課題抽出~宿題

キャプション評価シートを用いて、施設環境の良いところ、問題だと思うところの写真とキャプションを持ち寄る

Program(2):講義~午前
  1. ① 施設環境づくり実践ハンドブックを用いて、6ステップの環境づくり。今回は1~2ステップを中心に学習
  2. ② 痴呆性高齢者への環境支援指針(PEAP)について、基本的な考え方と事例の紹介
Program(3):グループワーク~午後
  1. ① PEAPの指針に照らして、持参した環境課題について理解を深める
  2. ② アイデアシートを用いて、環境づくりの課題抽出から解決のアイデア
  3. ③ まとめシートを用いて、グループごとに発表
アンケート(1)

アンケート実施:日本社会事業大学児玉研究室

今回の研修に参加した方は、60名でした。そのうち59名の方がアンケートに回答していただきました。勤務先の種別は特別養護老人ホームが83%で、その他は養護老人ホームやデイサービスでした。(図1参照)

研修に参加した方の経験年数は、図2のとおりでした。

(図1)参加者の勤務先の種別 (図2)参加者の経験年数 Q1 あなたは現在の施設環境に満足していますか?
研修参加勤務先種別円グラフ 参加者の経験年数 Q1 あなたは現在の施設環境に満足していますか

Q1では、現在の施設環境に不満の理由には、「勿体無いと思うと思うスペースがいっぱいある。」「建物が古いのでほとんど変えることができない」などがありました。

一方、満足側を選んだ方は「新設ということもあり、様々な工夫がされている。不満な点はこれから工夫していくことができる。」「職員間で意見を出し合い多少なりと変わって行った。」という意見がありました。また、どちらとも言えないを選んだ方は、「少なからず改善されつつあると感じているため」「全体的に古いがこれ以上環境を変えられない」という意見がありました。

 

アンケート(2)
Q2 利用者は、現在の施設環境に満足していると思いますか? Q3 あなたは「環境づくり」を自分の施設でもやってみたいですか? Q4 「環境づくり」はどの立場が中心になって進めるべきか?
Q2 利用者は、現在の施設環境に満足していると思いますか? Q3 あなたは「環境づくり」を自分の施設でもやってみたいですか? Q4 「環境づくり」はどの立場が中心になって進めるべきか?

Q2では、利用者は不満を感じていると答えた職員は、「職員がとても忙しくしており、ゆっくり関わることが難しいため」「プライバシーなど不十分」などを理由に挙げています。

一方、利用者は満足を感じていると答えた職員は、少ないながらも「職員の資質の高さと福祉に対する意欲がありサービスを提供している」「表情で(まあ満足している)」という意見がありました。

また、どちらともいえないと答えた職員は、「例えば何か一つやることが本当に利用者にとって良いことなのか疑問」「本当のところ、気持ちはわからない。」などの意見がありました。

Q3では、環境づくりをやってみたい方が大半を占めていました。Q4で、現場職員が中心になるべきだと答えた職員の理由は、「利用者を一番知っている」「利用者と毎日かかわっている」が多くあがりました。運営管理者と答えた理由には、「トップの考え(リーダーシップ)、決断、実行力がとても大切」「ハード面では管理者のサポートが欠かせない」が上がりました。

「利用者」の理由は、「主人公だから」という意見がありました。「その他」では、全員がかかわるべきという意見が多く見られました。

アンケート(3)
Q5 今まで些細なことでも、何らかの環境づくり取り組んだことはありますか? Q6 何か知りたい情報はありますか? Q7 感想(自由記述)
Q5 今まで些細なことでも、何らかの環境づくり取り組んだことはありますか? Q6 何か知りたい情報はありますか?  

Q5で、「ある」と答えた方には、「手すりを作った」など危険防止に関することや「ソファ・テーブル」や「食堂のテレビなど」の配置換えに関すること、「のれん、テーブル、茶箪笥」「季節の飾りつけ」「雰囲気作り」などのしつらえに関することに関してかかれていました。また、「食事を利用者の前でごはんと味噌汁をよそうようにした。」「年に数回バスハイクをする」などの記述や、「食堂に物を置かないようになった」「花、人形などを置いたが食べられてしまった。」ということも書かれていました。

Q6の自由回答を分類すると、「具体的な環境づくりノウハウ」や「異食や収集癖などの痴呆症状への対応」、「業務にどうやってもちこんでいくか」、「職員の利用者への影響」、「介護者の自己満足におわらない客観評価の必要性」に関してもっと知りたいということでした。

Q7では、「痴呆症でも普通の生活環境で過ごせるのがわかった」などの「環境へのきづき」やグループワークを通して「他の施設の状況がわかった」、「今後学んだことを活かして生きたい」という感想が目立ちました。一方で、「もっと痴呆に踏み込んだ内容のほうがよかった」というような意見もありました。

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